T-1大会に出てきた。
今回の記事は長いので先に結果から言うと3回戦で負けてベスト8止まり。
以下、前夜から大会終了までのアレコレ。
この大会の企画を知ったときに、一番最初に頭を過ぎったのは過去2回のタイマン大会だ。
当時はイングのネルソンが企画したタイマン大会だが、初回、そして第二回ともに現場に行って出場もしたし観戦もしたんだが、その大会の様子、戦い方、会場のギャラリーや参加者達の反応その他、諸々を見た感じでオレ的には「あぁ、多分もう3回目は企画されないだろうな」と感じてた。
前回の記事で「参加者はエンターテナーだ」と書いたのは当時の大会を見た人、参加した人なら意味がわかると思う。
運営のネルソンが意図した形とは多分少し違ったんだろうな。
今回の大会、早期に出場を決めたあとにオレと同世代、もしくはもっと古い世代で出場してる人が極端に少ないのは偶然じゃないとオレは思った。
オレはこういう大会は大好きなので、できれば継続して定期開催してくれたらと思うんだが、結局はこういうイベントは主催者は何の見返りも無くボランティアでやってるんでイベント自体が盛り上がりに欠けたり次回への熱意が失せて「もう次はいいや」となると途絶えてしまう。
だから盛り上がるようにしなきゃならんなと。
盛り上げるにはどうしたらいいか?
まぁ前回の記事ではタイマンをマイナージャンルのプロレスに喩えたが、結局は見てる側が面白いと感じるかどうかに尽きる。
じゃあ普段タイマンとは縁遠い人を惹きつけてファン層を獲得するにはどうすりゃいいんだべ?という考えに至る。
…1vs1ってさ、中で戦ってる当事者同士は互いに色々な事を瞬時に考えながら目まぐるしく動いてるんだけど、サークルの外から観戦してると、どうしてもわかり難くて地味に見えてしまうんだよね。
その点、艦隊戦はサークル外から見てても派手だし競技人口が多いので、それなりに見てる側も面白いんだけどね。
なんとかしてギャラリーにインパクトを植えつけるような方法は無いものかと思案した結果、やっぱ派手な戦い方しかないなと( ゚,_ゝ゚)
過去の引き出しから色々と今じゃ埃を被ってた杵柄を引っ張り出したのも、まぁ連戦していく中で色んな戦術を出せればなと思ってた。
まぁ、どれも一流の域まで使いこなせてりゃ今でも使ってるんだろうけどな。
最終的な結論として、とりあえず見た目に派手さを求めて思案したら出た結論…
……とりあえずロワ燃やしてみるか(´_ゝ`)y-~~焼き討ちってのはサークル外から見ても一番盛り上がる。
ちなみに過去にオレは
大海戦でこの作戦を使用して感触は得ている。
ちなみに焼き討ちスキルの利点と弱点。
『利点』
・大火災は10秒ごとに最大耐久の2割ほどのダメージを受け続ける。今なら1000超えのロワばかりなんで150~200くらい。資材も無駄に減らせる
・10秒ごとに水を2割ほど消費する。
・燃えてる間は見た目が派手すぎて、浸水や帆損傷がわかりにくい。
・修理やら処理の圧迫
・砂や低消火スキルじゃなかなか消えない
『難点』
・燃やした自分の方が実は継続ダメージが大きい。
・自分は消火でも大火災が消えずに90秒ほど燃え続ける(水は減らない)・発動タイミングが白兵直前になるので敵の砲撃で混乱しても処理が遅れ、修理も不足する場合がある。(カスタムに入れてしまえば多少ラク)
・燃え続けてる時間は自分の方が長いので、資材が減る。
副官船が無いころは物資圧迫戦術として有効だったが、今だと微妙どころかむしろ一歩間違えると自爆スキルではある(´_ゝ`)
しかも、いくら派手でも負けてしまっては意味が無い。
なので、これを使って勝ちを拾いに行く方法としてもう一つの併せ技。
特大ダブルラム特攻この二本柱を上手く組み合わせながら戦うという方向で行こうと。
名づけて
「人間魚雷フューチャリング焼道」(衝動と掛けてんだけどね)
まぁ、コレをみて「タイマンおもろいな!」と思うやつが何人居るかは今となっては謎だったが、その時は自分の中で完全に盛り上がってて止まらなくなっとった(´_ゝ`)
まぁ仕込み爆弾も併せて使えれば結構いけるんじゃないかという気はしてきた。
そんなわけで、3隻あるロワで色々と検証する為に、それぞれ専用艦スキルをカスタマイズ。
強化ラム付、焼き討ち付与、仕込み付与、とそろえた。
それぞれ試してみて、効果を体感しながら必要に応じて組み合わせようかなと。
まぁ最終的には、船情報を見られることを想定したら強化ラムはバレてしまうとちょっと刺すまでの根回しが大変なのでどうしようかなと。
焼き討ちつけといて兵装はダブルラムというサプライズにするのが固まりつつあったんだが、もしスキルの効果が絶大ならコレ一本で行けるんじゃないかという気もした。
何度かウチのデブ相手に色々とスパーで試したが最終的に結論は出ないまま前日にとりあえずリスボンまで移動して気晴らしに買い物でも物色しようかなと。
リスはたまに行くと昔懐かしいメンバーに会えたりするんだが、最近はあまり行く機会がなかった。
リスの中で観光してたら、シゲちゃんに遭遇。
提督・シーゲートから艦隊に誘われました
提督・シーゲートの艦隊に参加しました
水稀>よよ~
ディアブラス>む?
ディアブラスが提督になりました
RINA>よよ
シーゲートが追尾しました
水稀>模擬するですじゃ~
一>提督よろしくおねがいします
ディアブラス>なんぞこれw
水稀が追尾しました
RINAはディアブラスに敬礼した
RINAはディアブラスにアピールした
水稀>もう
シーゲートが盟約の美酒を使いました
ディアブラス>お前らこんな船で出てったらどんなことになるかw
水稀>そのままでもいいお^-^
一>ぶーんよろしく
RINAはディアブラスに敬礼した
ディアブラス>特大ダブルラムなんすけど(´_ゝ`)y-~~
RINA>刺されたいです!
水稀>人間魚雷見てみたい!
RINAはディアブラスにアピールした
シーゲート>理想的中国船仕様おいおい、大会前夜は本来なら体を休めて翌日の英気を養うに決まってんじゃねーか。
バカ言っちゃいけないよキミら。それにオレMAX耐久だしよ!
…1分後

いったい何が起こったのかわからんまま何故か艦隊に誘われリス模擬に出るような話になってた(´_ゝ`)
まぁ強化ラムの検証にはいいかもしれん。
問題は旗艦のオレが船首クリの危険を乗り越えてラム特攻を繰り返すあたりに根本的な戦術の破綻を感じられるが、まぁこのメンバー結構器用にアドリブ効くから異端のラムガレーのラムにも普通にコンボ合わせるのな(´_ゝ`)
んで、なんだかんだで当日。
なんかパルマ行く前にタムシ艦隊に遭遇。
出始めの頃はシードくらいの役者になるんかなくらいの勝手な期待をしてたが、過剰評価どころかいつしか失笑もんの本音が透けて見えてしまってからは完全に興味が失せたんで割愛。
会場がラスパに急遽変更になる中、俺含めて他にもバッテンつく艦隊が出たりエーテが封鎖食らって来れないとか、色々と混沌とした中、とりあえず今いる奴だけでスタート。
初戦の相手はイングの「カリブの海賊X」
完全に初見だが、副官船有りというルールのためか、開始一分でオレの副官イングヴェイによるクリによって昇天。なんだこれ?(´_ゝ`)
消化不良な中で第二戦はまたもイングのシュラティス。ゾペーのところの商会員である。
胸に秘めた秘策を出そうにもギャラリーがいまいち薄いというか、むしろPKKに封鎖された中なので色々と気が反れる。
まぁベスト8くらいに残ってギャラリーが増え始めたら、秘策である人間魚雷焼道を発動してディープなインパクトを植えつけたろうかと、シュラティス戦は普通に仕込みロワで出てみた。
…が!
ここでまたしてもハプニングというか、副官イングヴェイがそっと背後に回りこみシュラティスを一撃で仕留めてしまい、俺はほとんど何もせず…(´σ_` ) ホジホジ
手の内を隠しながら勝ち進んだという点では喜んで良いのかもしれないが、見てるギャラリーには完全に「しょっぱい試合」にしか写らんのが困ったもんだ。
まぁ、オレ自身が何もしないまま3回戦まで進んでしまったんで、もう次こそは秘策を披露しておきたいところである。
んで3回戦ブースで待機してたらシュラのyoshi_fが次の対戦相手だと判明。
隣に座ってたんで船を確認したら大安宅船である。
フフフ…大安宅対策ならデブ相手に一応の対策を講じてある。
まぁオレの秘策の焼道作戦とは噛み合わせがイマイチなんだが、なんとかしよう。
まぁ妨害PKKが常時沸いてる中で駆られるヤツが続出する中、軽く1時間ほど待ったので、俺だけじゃなく他のヤツも途中でメシ食いに行ったり陸戦で暇つぶしたり、なんか大会独特の緊張感は無く、そこらじゅうが弛緩しまくってるという異様な大会だったw
そんな中、メシ食いに行ってた対戦相手yoshi_fが帰ってきたので、頃合を見て沖に出て始めるかと。
そんな中で第三戦
PKKが徘徊する中、なんとか出る方向やタイミングを合わせつつyoshi_fに交戦。
ここでびっくりサプライズ。
さっきまで大安宅に乗ってたはずが、何故かロワに乗り換えてた( ´ _ゝ`):;*.':;ブッ
いや、まぁこういう大会では良くある初歩的な撹乱ではあるが、大安宅だけに絶大の自信で出てくると思ってたのは読みが甘かったかの。
戦前で既に一本取られた感じがするが、もう出てしまったものは仕方ないので大安宅用の装備でそのまま戦闘。
開始早々に副官イングヴェイが戦死(´_ゝ`)
yoshi_fのロワと副官の戦列との2-1になる。
戦列とは言え白兵は避けたい。
理由はまぁ抜けクリ取られるという危険性もあるが、外科撃ちながら狙うのも意外と難しいので、それだけならいいんだが、オレのロワは人間魚雷焼道仕様でラム装備してるので、白兵入る時にラム発動してしまうのを見られるのはまずい。
それに副官とは言え、戦列は普通に500以上のダメを叩き出すので、下手に掴むと白兵中の砲撃と抜け後の機雷仕込まれて詰む。
かといって、yoshi_fに狙われながら副官にクリ狙うのもなかなかの芸当というか普通に横コンボで死にかねない。
そこで「副官を追うと見せかけて実はラムアタックの為の助走を取る」という作戦に出ることにした。
これ1vs1であからさまに助走を取ると勘の良いヤツならバレバレなんだが、副官が居ることで意外と自然に助走ができる。
…まぁ助走までは上手く行ったが、この副官、煙幕砲を積んでるせいで、横撃ち食らいながらも漕ぎ切れたり回避切れたり帆が破れたり浸水したりと忙しい。
そんな中、なんとか距離をとり、準備は整う。
yoshi_fとの距離も、まぁ充分ではないが、焼き討ち含めて残りは仕込みで飛ばせば届くだろうと。
いざ決行!人間魚雷焼道作戦発動である。
ちなみに漢のラム道には常に忘れてはいけない戒めがある!それは
『オレに船首クリは入らぬ!!』という暗示根拠はない!
ただ信じるしかないのである!
ガードを固めながら敵の渾身のストレートを掻い潜り、ひたすら突進して最後に強烈な頭突きでダウンを奪う。
…まぁボクシングで喩えちゃうと普通に反則だがイメージ的にはそんな感じ。
位置としては互いに90度の交差点に突っ込む感じで良いポジションが取れた。
しかし発射角度はドンピシャで合わせたつもりだったが、思ったよりyoshi_fの船が早い。
このままでは完全に前クリ位置に入られてしまう…
…
…
戒め撤回!
操舵手!ちょっとだけ進路ズラせ!(多分コレが後の失敗)
土壇場でラム道にあるまじき進路修正をした時点で勝ち運は逃げてたのかもしれんが、あのままアホ死したんじゃ今大会のオレまったく見所無しで終わるからな(´_ゝ`)
いよいよ敵船との距離が詰まってきた。もう目と鼻の先である。
いよいよ焼道発動かとタイミングを計ってた所に…
ノ-パン_f(副官)の砲撃により、作戦を妨害されました!ん???
回避切れとるがな!!!!次の瞬間、ノーガードのオレにyoshi_fからのフルファイア炸裂。
一気に耐久500近くが吹き飛んだ( ´д`):;*.':;ブッ
なんだその絶妙なアシストわ!!
そしてそのタイミングで焼道発動!!
さらに大火災ダメージを負う。
しかし!
ラムだ!ラムさえ決まれば形勢はまだわからぬ!
ちゅどーーーーーん!
…
…
ぽこーん(白兵戦開始)(´_ゝ`)y-ヾポロッ
空振ったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!助走の時点でイモ引いて進路を変更した所で巣でにラムの神様には見放されてたのかもしれん( ´ _ゝ`)
耐久400ちょいで普通に白兵に入ってしまった…
最初のターンで仕込みで大部分を削られる。
両船とも燃え盛る業火の中で仕込み爆弾を投げるという、それもう仕込む前に爆発すんじゃねーかみたいな修羅場の中、どう見ても万事休すか…

まだだ!まだ紙ほどの耐久は残ってる!
副官船の修理支援はダテじゃねぇ!
ここから鬼抜けかまして怒涛の回復をだな…
敵船ノ-パン_fの攻撃により、撃沈されました!白兵中の砲撃で死んだ(´_ゝ`)
燃え尽きた…
燃え尽きたよ…つか、
燃えただけかよ!と、まぁ、サークル外から見てるとあんなアッサリした一戦でも、当人これだけのドラマがあるわけです、ハイ(´_ゝ`)
まぁ人間核弾頭は不発弾で終わったが、外洋ではこんな戦いが日夜行われてるわけです。
…いや、普段はもうちょっとオーソドックスに戦ってることが多いけど。
まぁ、うちの商会員とか特にモトコとかデブあたりスパーに付き合ったヤツは「なんかコイツまた妙なことしてるけど?」とか生暖かい目で見てたかもしれんけどw
まぁ、イマイチ消化不良…というか消火できない状態だったわけだが、オレの出番は終わったけどベスト4はまだ後日やるみたいだしね。
なんかラスパにいたら、主催のはるかから新人賞を決めてくれとか言われた。
あぁ、一応は筆頭スポンサーだから?
とりあえず候補だけ言っといた。
まぁ、大会の特徴として副官船があったわけで、俺の戦いは終わってみれば副官で勝ち、副官で負けたような結果でもある。
企画としては斬新で面白いなと思ったかな。
ただ、オレの初戦の相手の副官はまだコルヴェットだったし、二戦目のシュラティスなんか漕運船みたいなのにのったフランシーヌが出てきたので、副官育って無い人だと相当不利になるなという気はした。
まぁ単純に一対一の強さだけを競うコンセプトの大会じゃないという解釈でオレは捉えてたので、それはそれである。
まぁ個人的には面白かったんで、次回もあるようなら、よりいっそう良い大会になってくれればとは思うかな。
ベスト4のメンバーで誰が優勝するかは正直わからんが、まぁ自分が負けた相手にコロッと負けられても微妙なんで、とりあえず優勝してもらってから後に外洋でやり合ってリベンジできれば良いかな。
- 2010/11/07(日) 23:55:24|
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